Monday, 12 March 2007

Literature Review

日本語では「文献の考察」とでも言うのでしょうか。Thesis の Chapter 2 に当たる部分です。30ページの下書きを20ページまで減らすべく奮闘中。足りないのを増やすよりは易しいですが、それなりに苦労して書き上げたものを削除して小さくしていくのは勇気が要ります。最終的には15ページに収めようと思っているので、遠まわしな表現を直接的に直すだけでは足りません。1ページに渡る段落を思い切って削除したりもしています。

現在、7ページ分削除完了。

この手法は、彼氏から教わりました。「頭の悪いヤツは、ゴミ文章をを取り除いていくと、核心の部分が何も残らないって結果になることが多い。あるいは、最初の段階で核心の部分が明快でないので、飾りをつけてもっともらしく作り上げたりしている。何でもいいから最初に沢山書いておいて、それを凝縮させていく手法を取れば、全体の文章が一本の筋になる。全体が核心になるんだよ」

なるほど。確かに、中身のないことを話している人ってやたら説明が長すぎて、結論とか主旨がまるで見えない場合が多い。Conclusion を見てみたら、研究結果は有効ではなかった、なんて論文記事が結構あるなぁ。

「全体で30ページまで減らすこと」と指導官から言われている。最初の下書きは約100ページ。3分の1以下まで減らすだから容易ではない。ぎゅっとぎゅうっと、絞って「おから」を作っているみたいだ。いや、「せめて「チーズ」を作ってると言えば聞こえが良いかな?思い切って、どっさり削って一文だけになると、便秘が解消されたような時の気分になるけど、力が抜けたようにもなる。爽快でもあり、空虚でもある。

削った後に何も残らなかったら・・・という、一抹の不安もないではないけど。

Chapter 3 にあたる Methodology の部分は、20ページ中、3ページ分に「チェック」(良い)が付いた。削られて、自分でも削って。Chapter 1 の Introduction も、5ページにわたるセクションを丸ごと切り捨てた。「余計なことを言わない、シンプルでストレートな文章を」という指導官の要望は、実際に応えようとすると、面白くもあり、悲惨でもある。

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