Friday, 23 March 2007

Business Communication

昨日の講義は、Active Listening についてでした。
講師が毎年、このトピックの回の時はノリノリになります。
ジェスチャーやら声のトーンやら混ぜ合わせて表現するので
毎回大爆笑の渦に巻き込まれます。今年も大盛況でした。
あんたはこれを喋るために存在するんかい、って感じで。

朝の講義の様子はわかりませんでしたが、夜の部では
ものすごい反響でした。ビズコムの核心部に入ってきているので
テクニックやらメソッドやら、やたら沢山出てきます。
教科書上では、理解に面倒くさいことが結構ありますが、
講義に出れば実演つきなので、バッチリ理解できたようです。

Tutorial ではメインイベントの一つである、Johari Window について。
講義から周回遅れで進行していきます。
Joseph さんと Harry さんの合作だから「Johari」。
日本語だと「ジョハリの窓」とでも言うのでしょうか?そのまんま?

セオリー上ではコミュニケーションが効果的に行われると
1番の「Open Area」が大きくなり、4番の「Unknown Area」が小さくなる。
1番のエリアを大きくするには、Communication (Ask + Feedback)と
Self-disclosure + Self discovery (自己探索と自己発見)の二つの手法で
Shared Discovery (相手と自分で発見した情報を共有すること)をします。
現実にはそんなにきれいにセオリー通りに行く訳ないじゃん、ということで
どんな状況下で例外が発生するのかってのを、クラスで議論しました。

昼間のクラスは人生+社会経験のない学生が多いので
ちんぷんかんぷん、のようでした。セオリー通りに展開しないとダメ。
「学校で勉強したことは社会では役に立たない」と言うけど
「どうしたら役立てることが出来るか」を考えるのが君たちの役割だよ。
ただのコミュニケーションではなく「ビジネス・コミュニケーション」だぞ。

もともとやる気がない上に、イチバン眠い2時と3時のクラス。
盛り上がる訳がありません。途中で出て行く学生も。
みんなお金払っているのに、もったいないね。

夜のクラスは社会人学生が多いので「ふーん」「なるほどー」「へー」。
調子に乗って、実際に窓がどう動くかを学生に描かせてみました。
「うひゃぁ、意外と難しいなぁ」 でしょ、言うとやるとでは大違い。

来週からは、学生主体のクラス展開になります。
学生たちがグループを組み、毎週のトピックに沿って
自分達で授業を進めていくのです。私は傍観者となります。
そのグループワークの採点者でもあるのですが。
もちろん、必死でやってくるグループもあれば、
適当かましているグループもあります。

あるグループは「私の助けはいらないよ」と豪語していました。
来週が楽しみです。採点者の意向を聞かずに挑むってのは
プロの意見をを聞かずに自分たちの気持ちだけでサービスをする
接客業に似ています。果たしてクラスの何人がそのトピックを
理解してくれるでしょうか。プロの手助け無しで出来るのなら
それがイチバン良い方法ですが、無料で助けが得られるのに
(実際は授業料という形で支払いをしているのに)
その助けを受けないでやるってのは、興味深いです。

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