昨日の講義は、Active Listening についてでした。
講師が毎年、このトピックの回の時はノリノリになります。
ジェスチャーやら声のトーンやら混ぜ合わせて表現するので
毎回大爆笑の渦に巻き込まれます。今年も大盛況でした。
あんたはこれを喋るために存在するんかい、って感じで。
朝の講義の様子はわかりませんでしたが、夜の部では
ものすごい反響でした。ビズコムの核心部に入ってきているので
テクニックやらメソッドやら、やたら沢山出てきます。
教科書上では、理解に面倒くさいことが結構ありますが、
講義に出れば実演つきなので、バッチリ理解できたようです。
Tutorial ではメインイベントの一つである、Johari Window について。
講義から周回遅れで進行していきます。
Joseph さんと Harry さんの合作だから「Johari」。
日本語だと「ジョハリの窓」とでも言うのでしょうか?そのまんま?
セオリー上ではコミュニケーションが効果的に行われると
1番の「Open Area」が大きくなり、4番の「Unknown Area」が小さくなる。
1番のエリアを大きくするには、Communication (Ask + Feedback)と
Self-disclosure + Self discovery (自己探索と自己発見)の二つの手法で
Shared Discovery (相手と自分で発見した情報を共有すること)をします。
現実にはそんなにきれいにセオリー通りに行く訳ないじゃん、ということで
どんな状況下で例外が発生するのかってのを、クラスで議論しました。
昼間のクラスは人生+社会経験のない学生が多いので
ちんぷんかんぷん、のようでした。セオリー通りに展開しないとダメ。
「学校で勉強したことは社会では役に立たない」と言うけど
「どうしたら役立てることが出来るか」を考えるのが君たちの役割だよ。
ただのコミュニケーションではなく「ビジネス・コミュニケーション」だぞ。
もともとやる気がない上に、イチバン眠い2時と3時のクラス。
盛り上がる訳がありません。途中で出て行く学生も。
みんなお金払っているのに、もったいないね。
夜のクラスは社会人学生が多いので「ふーん」「なるほどー」「へー」。
調子に乗って、実際に窓がどう動くかを学生に描かせてみました。
「うひゃぁ、意外と難しいなぁ」 でしょ、言うとやるとでは大違い。
来週からは、学生主体のクラス展開になります。
学生たちがグループを組み、毎週のトピックに沿って
自分達で授業を進めていくのです。私は傍観者となります。
そのグループワークの採点者でもあるのですが。
もちろん、必死でやってくるグループもあれば、
適当かましているグループもあります。
あるグループは「私の助けはいらないよ」と豪語していました。
来週が楽しみです。採点者の意向を聞かずに挑むってのは
プロの意見をを聞かずに自分たちの気持ちだけでサービスをする
接客業に似ています。果たしてクラスの何人がそのトピックを
理解してくれるでしょうか。プロの手助け無しで出来るのなら
それがイチバン良い方法ですが、無料で助けが得られるのに
(実際は授業料という形で支払いをしているのに)
その助けを受けないでやるってのは、興味深いです。
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