Sunday, 18 February 2007

PhD入学への道

PhD(博士課程)に入学するには、研究提案書(Research Proposal)と学位論文(Dissertation/Thesis)と願書(Application Form)、それに IELTS のスコアが必要です。日本からの申請で何がどう必要なのかは知りません。
私は "Masters of Management with Honours 1" という学位を持っていて、論文(英文で2万語)を出したので、IELTSは免除でした。

こちらでは、学士課程(Bachelor)が終わると、次の方法で博士課程に入学する道が取れます。
  • 上級学士課程(Bachelor with Honours)へ行って論文を書く (1年)
  • 修士課程(Masters by Coursework)を終えた後(1~1.5年)、Honours で論文を書く (0.5年)
  • 修士リサーチ課程(Masters by Research)で論文を書く (1年)

私は、真ん中の道でした。遠回りですが、確実に奨学金をゲットするためです。

うちの大学の場合、学士課程に卒業論文というのはありません。だから、卒業論文=学位論文、ではありません。上記のプログラムを履修する人のみが、学位論文を書きます。どのプログラムでも、論文は上限2万語です。フォーマットは決まっています。調査研究の内容を書き出したもののみが有効で、「考察」という内容は受け付けられません。

審査は二名の学外審査官によって行われます。100点満点で評価され、二人の得点の平均が最終得点になります。そして、Griffith University の場合は以下の通りにランクづけされます。

  • 80点以上 = Honours 1 (GPA 6.50-7.00, or equivalent)
  • 70~79点 = Honours 2A (GPA 5.50-6.49, or equivalent)
  • 60~79点 = Honours 2B (GPA 4.50-5.49, or equivalent)
  • 50~59点 = Honours 3 (GPA 4.00-4.49, or equivalent)

以下の大学は、85点以上が Honours 1 になります: Australian Cathoric; James Cook; Macquarie; New England; New South Wales; Sunshine Coast; Swinburn (大学のレベルとは関係していない)。50点以下だと、Fail になります。日本とは違い、80点以上を取れるのは、全体の10%くらいか、それ以下です。日本でなら、80点でも不満に思う人すらいるかも。

Honours 2B レベルで、GPA 5.0 以上なら入学出来る可能性があります。うちの大学は GPA 5.5 = Honours 2A 以上であれば入学許可が下ります。

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